音楽の編み物

シューチョのブログ

『ワルター/音楽を語る フランス国立放送管弦楽団とともに』


f:id:sxucxo:20200815192157j:image

f:id:sxucxo:20200815192153j:image

 
ワルター/音楽を語る』は、フランス国立放送soとのライブを収録した上に、ライナーノーツには生前のワルターと文通を果たした宇野功芳先生の長い解説、そして文字通り音楽を語るワルターの肉声が刻まれた盤も含む、ファン垂涎のセット。

 

高1の秋でしたか、ワルター/コロンビアsoのブラームス第2、マーラー第1などに目覚め、それらを含むステレオ廉価盤シリーズ「ブルーノ・ワルターの芸術1500」を収集し始めて以来、ワルターへの敬愛を自分から憚りなく口にするようになったものの、「遅れて来て参入したファン」感は否めず、高校時代はモノラル音源についてはほとんど未知でした。時代はLPからCDへの移行期、大学生になってからは、フランス国立放送soのライブの中では最も有名な「プラハ」「リンツ」辺りはCDで聴けていました。けれども、全音源を網羅した初出LPセットというのはやはりレアで憧れていたので、手にしたときはほんとうに嬉しかった…。レコードやCDに限らずに広く自分のコレクション全般を見渡しても、最も思い出深く思い入れの強いものがこの『ワルター/音楽を語る』です。

 

これは、畏友Sが、阪急三番街の中古レコードフェアで発見→キープ→立替購入してくれたおかげで、みごと入手できたのでした。今回、実に久しぶりに棚から取り出して、背以外の、全面ブルーのジャケットのオモテ面を目にし、改めて感謝の気持ちいっぱいで眺めています。


f:id:sxucxo:20200815191735j:image

f:id:sxucxo:20200815191739j:image