2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧
第 II 章 ダン=セブンという多面体 2 セブンであることを知られるダン 第5話「消された時間」 これから1年にわたって放映する『セブン』の作品世界の雰囲気を紹介し方向付ける、いわば映像娯楽編といった感じの1本である。ユシマ博士役にゲスト俳優山本…
第 II 章 ダン=セブンという多面体 3 ダン=セブンと対話する宇宙人 第16話「闇に光る目」 ダン=セブンがその自らの「セブン性」を生かし、地球人と他星人との仲介役に回り、両者の和解を成功させた唯一の例を描いた挿話である。 物語は、アンノン星調査…
第 II 章 ダン=セブンという多面体 2 セブンであることを知られるダン 第2話「緑の恐怖」 全身緑色の、蔦の絡まる怪物のようなワイアール星人が、人類を自分たちに同化させようとするホラー編。宇宙ステーションV3のイシグロ隊員に化けて地球に侵入した…
2003年 社会制度上の構成単位を家族から個人へと移行させる「シングル単位論」(→注1)を独自に提唱する知人の学者・伊田広行さんは、最近の新書版の著書の中で親子(大人と子ども)の関係についても触れ、次のように述べています。 ─── [……]親はほかの子…
第 II 章 ダン=セブンという多面体 ──第 II 章の各節・各項の連載順は、必ずしも目次の順ではなく、書き上がったものからお送りしていく。また、目次(内容)の変更の可能性もある。(再録)── 3 ダン=セブンと対話する宇宙人 第14・15話「ウルトラ警備隊…
暗譜と暗譜主義(4) ──第2章── ピアノの独習を始めて1年半ほどになります。といっても、自宅で一人、気が向いた時に我流で2、30分弾いてみるだけですが。幼少期にY音楽教室に3年通うも、さあオルガンからピアノに移行という時にやめて、それ以来30数年ぶり…
第 II 章 ダン=セブンという多面体 1 スーパーヴァイザーとしてのダン=セブン 第7話「宇宙囚人303」 『セブン』第1クール12話のうちの約半分は、格闘シーンが無いか、あるいは敵対相手が弱いためにあっけなく片が付く。クール星人はアイスラッガー一発…
第 II 章 ダン=セブンという多面体 1 スーパーヴァイザーとしてのダン=セブン 第1話「姿なき挑戦者」 モロボシダン初登場。前章でも触れたように、謎の風来坊としてどこからともなく姿を現し、ウルトラ警備隊のポインターの前に立ちはだかるのだ。堅苦し…
第 II、III、IV、V 章では、論稿を挿話別に展開していくため、原則として1回に1挿話についての掲載とする。第 II 章の各節・各項の連載順は、必ずしも目次の順ではなく、書き上がったものからお送りしていく。また、目次(内容)の変更の可能性もある。 そ…
第 I 章 ダン=セブンの二重性 2 ダンとセブンの異質性 2─2 本郷猛>仮面ライダー ~変身の二義性とヒーローのアイデンティティー、再論 悪の戦士・ハカイダーの悲劇 さて、「ヒーローと悪」を論じる上で、忘れることができないのがハカイダーの存在(→注…
2002年 ─── [……]子どものやっていることについて、一々一々実に気になって仕方のない方があります。子どものしていることの何とまずさよ、何とへまなことよ[……]それじゃいけない、そうじゃいけないというふうに[……]ひっきりなしに子どもに向かって働き…
第 I 章 ダンとセブンの二重性 2 ダンとセブンの異質性 2─2 本郷猛>仮面ライダー ~変身の二義性とヒーローのアイデンティティー、再論~ さて、以下の2項は本題からいささか離れるが、本章の付録としておきたい(2項めは次回に掲載)。 本郷猛の友、…
暗譜と暗譜主義(3) 第1章 1.一つのオーケストラ音楽とは、一人の人間が事前に頭に入れられるほどに、疎な内容であるのか。 ここには2つの意味があると思います。1つには、交響曲のスコアで言えば「ハイドンは憶えられてもマーラーは…」という、情報の分…
第I章 ダンとセブンの二重性 2 ダンとセブンの異質性 2─2 本郷猛>仮面ライダー ~変身の二義性とヒーローのアイデンティティー、再論~ モロボシダンの悲しみ では本郷猛の悲しみとモロボシダンの悲しみはどのように違うのか。まず、ダン=セブンにとっ…