音楽の編み物

シューチョのブログ

2012-01-01から1年間の記事一覧

わかる人、わかる時、わかる可能性 (31)

「報道ステーション」で、古館伊知郎がスーパーコンピュータ「京」について コンピュータ界のウサイン・ボルト、とは言われていないかもしれませんが… と切り出していたのを、ふと懐かしい思いで聞きました。 1989年以降、F1人気がピークを迎えたとき、実…

わかる人、わかる時、わかる可能性 (30)

「アメトーーク」の「勉強大好き芸人」のコーナーを少し見ました。笑い飯・哲夫が「最澄、空海」と「天台宗、真言宗」の対応の憶え方として、 頭文字の五十音の行に注目し、サ行同士の最澄と真言宗でペアかと思いきやそうではないから、これを「逆」とだけ憶…

クリ拾い(41)

『リッチマン、プアウーマン』最終話で、獄中の朝比奈恒介が日向徹に告白した言葉は、夏井真琴に対する「嫉妬」でした。恒介が「真琴に自分の日向徹を奪われた」と感じた、という意味合いだったようですね。──と、ここで、ぜんぜん詳しくないのでほんとのビ…

クリ拾い(40)

「小出さんと温泉だら飲みオフ」(直リンクおよび関連詳細記事→1または2)がおもしろいです。まだ一部しか見ていませんが、小出さんの話し言葉の「間」で聞くことで、より深く伝わってくるところがあります。例えば、初めの方の「核物質防護」のお話(「1/4…

クリ拾い(39)

第七藝術劇場で、安田好弘さんを追ったドキュメンタリー映画『死刑弁護人』をみました。和歌山毒カレー事件については、「詐欺師さんだから、一文にもならないことはやらないでしょう」という素朴な論理と、「彼女の命がかかっていますから」という重い一言…

クリ拾い(38)

読んでから/見てから書く、書くなら読む/見る (1) 当ブログのコーナー、「クリ拾い」「ハードカバーと白熱電球」では、一貫して、「視聴したもの」「読んだもの」について何か書ければ書く、という「まじめな」スタンスで通してきたつもりです。「内容紹介…

マァイケル・ヨンデル「ハードカバーと白熱電球」(14)

安冨歩 『原発危機と「東大話法」 傍観者の論理・欺瞞の言語』 (明石書店、2011年) 原発問題はもちろん、現代日本社会の問題に向き合うための、リテラシー的必携文献だと思います。 ──── 原子力村がショッカーである以上、小出さんは仮面ライダーです。そ…

マァイケル・ヨンデル「ハードカバーと白熱電球」(13)

小出裕章『原発はいらない』(幻冬舎ルネッサンス新書、2011年) 小出さんの本はたくさん出ていますが、現時点で、共著でないものからどれか一冊推すとすれば、私は本書を選びます。 ──── 原発建設は、いわば国家の至上命題であり、同時に電力会社も利益を増…

マァイケル・ヨンデル「ハードカバーと白熱電球」(12)

民族文化映像研究所 映像民俗学シリーズ「日本の姿」第15巻 『世界文化遺産 飛騨白川郷 草・つる・木の恵み』 (DVD、紀伊國屋書店、2005年) ──── 法隆寺の建材のくずを集めて、木の強度の研究をなさった小原二郎先生が、「木の文化」という本をだされてい…

言の葉と音の符、楽の譜は文の森 (54)

フリーアナウンサーの朝岡聡さんがリコーダーを吹いているのをTVで見かけました(「爆報!THE フライデー」)。彼が無類のリコーダー好きで、それが高じてバロック音楽のコンサートを開いてなどもいることは以前から知っていましたが、今回は、番組のMCに田…