ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調作品88
ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団
オーディオの買替やセッティング変更をしたときは、いつもこの第3楽章をレファレンスとして再生してきました。
勢いのよいテンポ感とチャーミングな節回し、瑞々しいコロンビアsoの楽音、…この愉悦。それでいて端正で、ドヴォルザークとブラームスの関係を何だかふと想起させもする。…いずれも、他では聴けない、ワルター晩年のこのステレオ盤だけの貴い魅力です。よくぞ残してくれたと思います。
レファレンスCDとしてのディスク自体は何枚か変遷しました。最初はCDとしての初発売盤。“CBSソニー”とは今や懐かしい語感ですね。最近はもっぱら平林直哉さんによるオープンリールからの復刻盤(写真)で聴きます。信頼の高音質。