音楽の編み物

シューチョのブログ

クリ拾い

劇団でこじるしー 激闘!ハッピーファクトリー

2023年11月23日劇団でこじるしー 第13回公演激闘!ハッピーファクトリー 早ひと月ほど経ちました。2年ぶりの観劇に感激。 劇団でこじるしー を初めて観たのは、妖怪ナゼコが初?登場した年。「なぜと訊くな」「なぜと訊いたな〜!」の“大嵐!(椅子取りゲー…

ハカイダーの悲劇

── note にアップした拙稿の短縮版です。こちらではサワリの部分を惜しみなく公開(笑)。よろしければワンクリックで note の方の完全版 https://note.com/syu_tyo/n/n7c954856a738 にも訪れて頂けるととても嬉しいです。お読み頂けるとなお嬉しいです。完…

ウルトラセブン「狙われた街」と現代

『ウルトラセブン』第8話「狙われた街」について書いてみました。私としては珍しく、作品世界外へと開いた社会的な考察も──自分でも抑制し過ぎかと思うほど「遠慮がち」にではありますが──ほんの少し入れました。 「狙われた街」といえば、メトロン星人とダ…

『シン・ウルトラマン』─オマージュの宝箱 note

『シン・ウルトラマン』についての拙稿をnoteにアップしました。 https://note.com/syu_tyo/n/n6b113c187be0 ご一読頂ければ嬉しいです。どうぞよろしく。

《光の授受》の挿話 ─ナゴール的な、もしくは非ナゴール的な─ ウルトラマン第一話の形態学

『シン・ウルトラマン』、『シン・ゴジラ』よりはずーっとよかった(笑)。いずれ何か書こうと思います。 さて、「《光の授受》の挿話─ナゴール的な、もしくは非ナゴール的な─ ウルトラマン第一話の形態学」note上の6回の連載─マガジンがようやく完結しまし…

『キネマ旬報』の『シン・ウルトラマン』特集

雑誌『キネマ旬報』最新号の『シン・ウルトラマン』特集に、斎藤工さんのインタビューが掲載されていました。 彼がシュタイナー学校に通っていたことは有名?で、以前から私も知っていましたが──映像の仕事をしていた父親が『ウルトラマンタロウ』の制作に関…

「活性フィクション」の定義 試案

「活性フィクション」は私の造語です…と言いながら、明確に定義したことはないまま用いてきました。定義文はできるだけ簡潔明瞭に書きたいと思いつつそれがうまくできないのでそのまま過ごして来たのです。が、今回ふと、まとまらないままでもいいからともか…

『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』

『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー/頭木弘樹 編訳、春秋社、2019年) まったく未読だった「カラマーゾフの兄弟」を、3日で読了?!嬉しくて今もつい笑みがこぼれます(笑)。 先日ジュンク堂にて、最近出版された『詳注版 カ…

『シン・ゴジラ』について

PC内のファイルを整理していたら、『シン・ゴジラ』鑑賞直後に書きかけていた拙文が出てきました。気の向くままわーっと書いたものの、けっきょく発表は控えたのでした。当時、巷が絶賛する中、大勢に屈した(頭掻)?屈したというより、あまりに周囲と自分…

『時をかける少女』最終回─《跳ねる未羽》の挿話─

──この記事は、日本テレビ系ドラマ『時をかける少女』のネタバレを含みます。ご了承下さい。

ウルトラセブン生誕49年 (3)

以上に挙げた12挿話から,さらに数をしぼってみましょう。すると,次の3本になりましょうか。 第17話「地底 GO! GO! GO!」 第25話「零下140度の対決」 第48・49話「史上最大の侵略」 この3本は『ウルトラセブン』のいわば「屋台骨」,『ウルトラセブン』の…

ウルトラセブン生誕49年 (2)

『ウルトラセブン』の挿話数は,前後編を1話ととらえると全部で46話。その約4分の1となる12話を厳選しました。 第1話「姿なき挑戦者」 第7話「宇宙囚人303」 第11話「魔の山へ飛べ」 第14・15話「ウルトラ警備隊西へ」 第16話「闇に光る目」 第17話「地底GO!…

ウルトラセブン生誕49年 (1)

今年2016年は,ウルトラマン生誕50年の年ですね。 『祝ウルトラマン50 乱入LIVE!怪獣大感謝祭』のページ に『ウルトラマン』~『ウルトラマンレオ』中の「名作」回TOP10というのが発表されています。これは投票で決まったようです。 節目節目でのこういった…

化ける“映画化”─4つの『タッチ』をめぐって

クリ拾い(1) 2007年2月 ──この記事は、その性質上、当該作品の“ネタばれ”を含みますので、予めご了承下さい。── 『タッチ』には現在、あだち充の原作漫画の他に、TV版アニメーション(以下「TV版」)、映画版アニメーション(以下「映画版」)、実写映画版(…

長谷川真弓を聴く

クリ拾い(51) 昨日、「今日は一日ラジオドラマ三昧」に長谷川真弓さんがMCで出演。生でずっと聴くのは無理でしたので、録音。長谷川さんの声にはやはり魅かれます。番組サイトによると、思った通り、『おいしいコーヒーのいれ方』も放送されたようですね。た…

Apple Watch??

クリ拾い(50) 2015年5月 Apple Watch,売れ(てい)るのでしょうか。 僕はこれについて,AppleのページとTVのCMでしか見ていません。ネットやメディアでの評(判)を知らないまま,書いてしまっておきます。 Apple Watchは,これまでのAppleの製品とは全く成…

クリ拾い(11)

2007年12月 渡辺裕/増田聡ほか『クラシック音楽の政治学』(2005年、青弓社) 7人の著者による、「クラシック音楽」を社会学的に扱った論文集。つまり音楽の《内容》ではなくその《周縁》を論じています。

相撲プレイヤー若乃花(1)

クリ拾い(20) 2009年2月 シューチョのアーカイブ (3) ──1998.5.30.「相撲プレイヤー若乃花(1) 」── 今年の大相撲初場所は朝青龍の復活優勝で幕を閉じましたね。僕はどうしても朝青龍を好きにはなれませんが、彼へのバッシングはもっと嫌いです…。さて、シュ…

相撲プレイヤー若乃花(2)

クリ拾い(21) 2009年2月 シューチョのアーカイブ (4) ──1998.5.30.「相撲プレイヤー若乃花(2)」── 僕が若乃花のファンである理由は、「弟思いのやさしいおにいちゃん」という人柄がポイントなのではなく、あくまで相撲の内容が主です。彼の相撲には味がある…

相撲プレイヤー若乃花(3)

クリ拾い(22) 2009年2月 シューチョのアーカイブ (5) ──1999.1.13.「相撲プレイヤー若乃花(3)」── 昨日は風邪でダウンしていましたが、そのおかげでリアルタイムで対出島戦での若乃花の「蹴返し」を見ることができました。いやあ、実にあざやかに決まりまし…

クリ拾い (50) Apple Watch ??

Apple Watch,売れ(てい)るのでしょうか。 僕はこれについて,AppleのページとTVのCMでしか見ていません。ネットやメディアでの評(判)を知らないまま,書いてしまっておきます。 Apple Watchは,これまでのAppleの製品とは全く成り立ちが違うという直観…

クリ拾い (49) ゴジラ×メカゴジラ

『ゴジラ×メカゴジラ』を視聴。釈由美子は好演。それだけに,険しい表情の場面ばかりが多いのがやや残念。笑うシーンや素顔的なシーンがもっと欲しかったような気がします。『×メガギラス』での田中美里の設定の踏襲なのでしょうが,過去の同僚の死あるいは…

クリ拾い (48) ゴジラvsメカゴジラ

「ゴジラvsメカゴジラ」を視聴。以前の記憶と比べれば少し好印象を受けました。ベビーゴジラがいいですね。影の主役です。精巧な着ぐるみ造型、目や手足の動き、鳴き声、それらが違和感なく丁寧に統合されていてキャラクターが確立していて、そのことに呼応…

クリ拾い (47)「ゴジラvsビオランテ」

本稿はいわゆるネタバレ的内容を含みます。ご承知おきのほど。 「ゴジラvsビオランテ」を視聴。やはり、ビオランテの最期の、光の砂の上昇に英理加(沢口靖子)の姿の昇天を重ね合わせるという描写は、私には受け入れ難く、場違いなギャグ漫画のようにしか思…

クリ拾い (46)

2015年が明けました。今年もよろしくお願いします。 昨年夏に日本映画専門チャンネルにて「ゴジラ総選挙」が行われ,第1位は「ゴジラvsビオランテ」。巷で評価が高いことは知っていましたが,私は本作を初めて視聴したときは?でした。『形態学的怪獣論』『…

クリ拾い (45)

『地球ドラマチック』「ピダハン 謎の言語を操るアマゾンの民」の再放送を見ました。ピダハン語には,色の区別や,接続詞,そして何と,数詞もないそうです。その無神論的絶対平和的世界観は,ピダハンにキリスト教をもたらそうとした伝道師・エヴェレットの…

クリ拾い (44)

『ゴジラ』、まだ公開前ですが、その特に意匠について、予告や雑誌掲載などから受けた第一印象として今書いてしまっておきます。 あれは、はたしてゴジラでしょうか。「お、今度はいける」と一瞬僕も思いましたが、それはあくまで1998年版があったからで…、…

クリ拾い (43)

『相棒 -劇場版 III- 巨大密室!特命係絶海の孤島へ』を見ました。公開されたばかりの作品ですので、内容についてはオフィシャルサイト等で既出のこと以外はなるべく書かないように気をつけますが、それでもネタバレ的な面も避けられないかもしれないことを…

クリ拾い(42)

「テイクファイブ〜俺たちは愛を盗めるか」が終わりました。どこをとっても,稀なるほんもののエンターテインメントでしたね。 「相棒」の櫻井武晴の原案・脚本について。 ここ数年,刑事物・ハードボイルド物の中には,耳を覆いたくなるような汚い言葉ばか…

クリ拾い(41)

『リッチマン、プアウーマン』最終話で、獄中の朝比奈恒介が日向徹に告白した言葉は、夏井真琴に対する「嫉妬」でした。恒介が「真琴に自分の日向徹を奪われた」と感じた、という意味合いだったようですね。──と、ここで、ぜんぜん詳しくないのでほんとのビ…