2023年11月23日劇団でこじるしー 第13回公演激闘!ハッピーファクトリー 早ひと月ほど経ちました。2年ぶりの観劇に感激。 劇団でこじるしー を初めて観たのは、妖怪ナゼコが初?登場した年。「なぜと訊くな」「なぜと訊いたな〜!」の“大嵐!(椅子取りゲー…
2023年11月18日土曜日、カイマナふぁみりー の生ライブが4年ぶりについに実現! いやぁ、待ちました…そして待った甲斐がありました。あり過ぎ。たくさん聴けた曲の中からいくつか選んで書いてみました。毎度の野暮な長文ご容赦。カバー弾き語りソロや圧巻の…
カルロス・フェレイラのモーツァルトK.622。マルティン・フレスト以来の親近感。自分がパラレルワールドでCl.奏者になっていれば、両者の中間くらい?フレストみたいな動きでフェレイラのように吹いているかも。 持続音のふとした間の取り方、強弱のコントラ…
阿満利麿『柳宗悦 美の菩薩』 (2019年、ちくま学芸文庫)──同名書(1987年、リブロポート)の文庫化── 『法然の衝撃』『親鸞・普遍への道』『日本人はなぜ無宗教なのか』等、著者の宗教論・仏教論にはいつもぐっと引き込まれ、熱い読書体験となったものです…
「黄金の調和」創作秘話1 2022年末から2023年始にかけて「黄金の調和」吹奏楽版を書くことに集中、ようやく第1稿と言えるものに到達し、制作過程に一段落が付きました。 5番の決定稿のバッサリ感がすごいシベリウス 1番を書き上げるのに20年以上を費やしたブ…
── note にアップした拙稿の短縮版です。こちらではサワリの部分を惜しみなく公開(笑)。よろしければワンクリックで note の方の完全版 https://note.com/syu_tyo/n/n7c954856a738 にも訪れて頂けるととても嬉しいです。お読み頂けるとなお嬉しいです。完…
八月某日、高校時代の「師」福岡徳人(ふくおかなると)さんと約40年ぶりに再会を果たし、長時間に渡る会談が叶いました。 福岡さんは、東京藝大作曲科で松村禎三氏(1929~2007 現代日本を代表する作曲家)に師事されました。松村氏の当時の弟子五人は周囲…
自分の指揮と吹奏の振り返りその6 小西収:交響組曲「黄金の調和」─八木正生「目覚め」の主題による─ 今回僕の振る曲中、最も練習時間を費やした演目です。実は…、特に初期中期には、一様に「難しい/わからない」という声しか聞かれず、そんなに難しいのか…
自分の指揮と吹奏の振り返りその5 斎藤高順:オーバー・ザ・ギャラクシー 行進曲のコンクール課題曲中、「マーチ・オーパス・ワン(浦田健次郎)」に次いで僕の愛好する佳曲です。この短い定型行進曲に対して、僅かに異なる3種類のテンポを盛り込み、おそら…
自分の指揮と吹奏の振り返りその4 平田智暁:ネストリアン・モニュメント 「マゼラン」同様、この曲も僕は 2nd Cl.と一部 Es Cl.の音符を(B管で)吹奏。マゼランほどはうまく吹けず、でもEs Cl.のSolo 部分などまずまず及第点か…?というところです。練習で…
自分の指揮と吹奏の振り返りその3 「頭真っ白?!」 樽屋雅徳:マゼランの未知なる大陸への挑戦 後輩指揮者Oの、吹奏楽愛・邦人作曲家愛を熱く秘めつつの堅実な棒によって、観客/楽団にとって当日おそらく最も好評/好感触の曲になったと思います。ちょい悔…
おかげさまで好評裏に終えることができた演奏会の、舞台裏話?の連載。 自分の指揮と吹奏の振り返りその2 馬飼野康二:愛されるより愛したい 結成30年の Kinki Kids の曲を何かやろうということになりました。そこで「ではぜひこれを♫」と言ったのは僕です。…
プロコフィエフ:バレエ『ロメオとジュリエット』抜粋 「ロメオとジュリエット」(第1組曲第6曲) 弱音部も強奏のクライマックスも弦合奏に訴える力を感じ、後半のショスタコーヴィチの緩徐楽章への期待が膨らみました。 「タイボルトの死」(第1組曲第7曲)…
おかげさまで好評裏に終えることができた演奏会の、舞台裏話?連載開始(笑)。 まず(1) からの数回で、自分の指揮と吹奏を振り返っておこうと思います。 0. フランク・エリクソン:アリア1. アルフレッド・リード:ジュビラント序曲 「アリア」はプログラム…
演奏会まであと1週間、ラストの合奏練習が終わりました(写真は別日のものです)。 「黄金の調和」も本番さながらに全楽章の通し演奏を。メンバーのお一人が帰路の会話で、おそらくこれまでほとんど機会がなかった通し演奏を終えての感想として、しみじみ「…
吹奏楽部時代の先輩である Jiro 氏に、ご自身のブログで今回の演奏会について紹介して頂いたようです!懐かしい写真も添えてもらって嬉しいやら気恥ずかしいやら…。もう一人の後輩指揮者の紹介も、実に的を射てくれています。 今日、指揮者・小西収がこうし…
箕面高校OB吹奏楽団の演奏会まで、あと1か月弱となりました。 1月に第1稿が仕上がったとお知らせしていた拙作「黄金の調和」も、あれから第2稿A、B、C1、C2、…と改訂を重ねようやく決定稿「第2稿D2」に至りました。 プログラム掲載の7曲をお知らせしておきま…
『帰ってきたウルトラマン』第1回。主人公・郷秀樹は、非武装・整備工服のまま、怪獣タッコングの破壊するビルへ、犬の救助のため身一つで乗り込みます。 映画『シン・ウルトラマン』でもオマージュされた、回転する十字の光。それに応え片腕または両腕をか…
関東風のそばが好きです。 写真は、関東風を名乗る蕎麦屋の「たぬきそば」。名前は“ちゃんと”関西風(笑)。向かいの若菜そば系列の競合店の前には長い列…。こちらはさほどでもなく、まもなく入れました。少数派でよかった? …正直に言えば「関東風(のそば)“…
ときおり、物理の本を無性に読みたくなります。 理工系の学部生向け教科書程度のものを選んで…といっても、通読できたものもあれば、拾い読みしただけのもの、初めの方で止まっているもの、などいろいろですし、読んでは忘れまた読んでは忘れ…という、一つの…
『ウルトラセブン』第8話「狙われた街」について書いてみました。私としては珍しく、作品世界外へと開いた社会的な考察も──自分でも抑制し過ぎかと思うほど「遠慮がち」にではありますが──ほんの少し入れました。 「狙われた街」といえば、メトロン星人とダ…
弦4部、Cl.1、Hr.2、Tp.3、Pf.、指揮者の12人による先月のトリカード・ムジーカ。写真は、集いの様子は撮らなかったので代わりに演奏曲の総譜を。 現トリカード・ムジーカの編成には特に音のすこぶる良い“ホーム”のホールに場所が戻った上に、史上初めてトラ…
ご長寿で、現役でご活躍だっただけに喪失感が大きいですね…。ご冥福をお祈り申し上げます。 残された膨大なお仕事…熱い主題歌/音楽の数々に思いを馳せつつ、そのいくつかについて、書いておきたいと思います。 まずは自分の素の思い出から2曲。何と言っても…
『シン・ウルトラマン』についての拙稿をnoteにアップしました。 https://note.com/syu_tyo/n/n6b113c187be0 ご一読頂ければ嬉しいです。どうぞよろしく。
『シン・ウルトラマン』、『シン・ゴジラ』よりはずーっとよかった(笑)。いずれ何か書こうと思います。 さて、「《光の授受》の挿話─ナゴール的な、もしくは非ナゴール的な─ ウルトラマン第一話の形態学」note上の6回の連載─マガジンがようやく完結しまし…
ギター1本による、しかも歌わない、つまり歌詞のない、「故郷」。 「歌わない」って、「歌唱はしない」という意味です。もちろんのこと、彼はギター独奏という器楽で「歌って」いるのです。 開始から数秒で引き込まれ、顔の奥からぐっと熱いものがこみ上げて…
ワンダ・ランドフスカ。先日ふと,Youtubeの「平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番の聴き比べ」という動画で知って、驚き。すっかり魅了されました。通のみなさんには「知らんかったんかい!」とつっこまれそうですが(頭掻)…さっそく入手。オーケストラと違…
岡本久『最大最小の物語 関数を通して自然の原理を理解する』(サイエンス社、2019年) 連続的な最大最小問題は微積分学と密接に結びついている.[……]最大最小問題は自然の原理を理解するために不可欠であるし,過去の多くの数学者が心血を注いで解決しよ…
ジョセフ・ラズ/森村進 奥野久美恵 訳『価値があるとはどのようなことか』(ちくま学芸文庫、2022年) 私が思うに、価値の普遍性テーゼと価値と理由との結び付きとが、それ自体として、実践的合理性において最大化を志向する態度、つまり〈すべてを考慮に入…
雑誌『キネマ旬報』最新号の『シン・ウルトラマン』特集に、斎藤工さんのインタビューが掲載されていました。 彼がシュタイナー学校に通っていたことは有名?で、以前から私も知っていましたが──映像の仕事をしていた父親が『ウルトラマンタロウ』の制作に関…