音楽の編み物

シューチョのブログ

3年ぶりの吹奏楽指揮の本番 -2-

吹奏楽部時代の先輩である Jiro 氏に、ご自身のブログで今回の演奏会について紹介して頂いたようです!懐かしい写真も添えてもらって嬉しいやら気恥ずかしいやら…。もう一人の後輩指揮者の紹介も、実に的を射てくれています。
 
今日、指揮者・小西収がこうして在るのは、その道の端緒では、高校時代の、OBだったJiroさんからの指導によるところがとても大きいのです。もちろん、一人の高校生として音楽のみならず隅々お世話になったのですが、彼とのことでいつも具体的に思い出す一つのエピソード/場面がありまして、今日もそれを書こうと思います。
 
 指揮者デビューのクリスマスコンサートが迫った某日、曲の中にあったワルツの部分を、「俺はこう感じる」とただひとこと言って、サッと指揮してみせてくれた、流麗な腕づかい。“斎藤メソード”でいう「先入」を含むその“一つ振り”の動きが、当時の僕にはまさに電光石火の指揮法に映り…その光景は、約40年を経た今でも目に焼き付いています。もちろん、それは指揮の教本に名前付きで載るような動きの型であり、指揮者なら誰もができるはずの、今でこそ僕も難なくできる一つの型ではあれど、僕にとってはやはり記憶の中のJiroさんのあの“振り”こそが最も美しいその見本であり続けており、未だにずっと超えられない感じもしています。
 
そして、写真もこの腕前😌。被写体がいいからですかね😆。