音楽の編み物

シューチョのブログ

純青の香りと味わい

リカード・ムジーカの帰りに最近ちょくちょく寄るようになった酒店で、今日買ったお酒は「純青」。味や香りの特徴を記したポップ(店の人が書いて付けたもの)を読んで何となく好みに合いそうだと思ってこれにしたんですが、家に着いてから富久錦株式会社のウェブページを見るとその名の由来が載っていました。
 
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「純青」とは、炉の火が最高の温度に達したとき純青色になることから、それを、学問や技能が最高の域に達することに例えた言葉「炉火純青」に由来します。私たちも技と感性を磨き、最高の日本酒を作りたいという願いを込めて名付けました。
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「炉火純青(ろかじゅんせい)」、知りませんでした。Macの辞書も知らないようです。素敵な言葉です。
 
注ぐと、果実の香りがふわっと顔の前を占めるも、口に含むとそれがふと消え、しゅっとした辛口の味が訪れる。トリカード・ムジーカの演奏も例えばこの「純青」の香りと味わいのように流れていくといいのだろうな…と想像が広がるのでした。