音楽の編み物

シューチョのブログ

クリ拾い (12)

 リメイク版『ヤッターマン』の主題歌について、いろいろと言われているようです。僕は、音屋吉右衛門バージョンの主題歌の編曲と演奏自体は音楽として一定の質に達しているも、それとオープニング映像とが合っていないとは思いました。新版の映像に山本正之版の音を重ねて見てみたりもしました(これもネット上で同じことをやっている場合があるようですね)。しかし僕の最初の直感はどちらかといえば逆で、つまり、せっかくの世良公則さんの歌唱に対し、映像の方の出来が付いて来ていないのではないか、と感じたのです。その後、山本さんが新バージョン(もちろん音楽の方)に驚き戸惑い怒っていたということを知りました。ともかく、誰が見ても違和感は否めないということです。そこで、今日思いついたのですが、歌手は氷川きよしさんが適役だったのではないかと。彼が歌うとどんなふうになるか、ぜひ想像してみて下さい。もう、ワンフレーズ毎にわくわくしませんか。「山本節」の伝統継承・正常進化として、あまりにうってつけ過ぎて、彼以外にはない!と思えてしまう。僕が思いついたくらいですから、同じ考えの人が多くいるでしょうし、きっとスタッフの中でも案は出たが実らなかった、ということなのでしょう…。