2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧
言の葉と音の符、楽の譜は文の森(13) 2007年2月 吹奏楽曲の楽譜にはアーティキュレーションが山盛り…などと述べましたが、何と、シューマン「ライン」のスコアに「スタッカート+テヌート」が記されていました。第3楽章の木管に対して。自筆譜との検証など…
言の葉と音の符、楽の譜は文の森(14) 2007年3月 ──作品と表現の弁証法── いわゆるピリオド奏法、古楽器演奏、古楽器風スタイルが隆盛です。例えばベートーヴェンの音楽は確かに18世紀末から19世紀初めにかけて生まれました。当時、はたしてほんとうに、現在…
言の葉と音の符、楽の譜は文の森 (7) 2006年12月 「作品の解釈」について、爆笑問題の太田光は、次のように述べます。 ─── 太田 [……]少し前に僕は、テリー・ギリアムという映画監督と対談をしました。ギリアムの『フィッシャー・キング』という作品が好き…
言の葉と音の符、楽の譜は文の森 (8) 2006年12月 ノリントンのマーラー第5のアダージェットを聴きました。確かに「ピュアな響き」ですね。途中でどうにも飽き足りなくなったのでワルター/ニューヨークフィルに切り替え。こちらは最後まで聴きました。次に…
私シューチョは、「名前の由来」や「トリカード・ムジーカの考え」において、“始動者”の一人としてその壮大な?理念を打ち出しております。また、「シューチョの文集」に収めた文章も、「音楽/演奏とは何か/どうあるべきか」といった、根源的・本質的な話…
芸術・音楽の営みとは、それ自体が目的で営まれるという以外の在り方はないといえます。芸術(音楽)活動の貴さ=価値は、それ自体の中にすでに含まれているからです。 例えば「演奏会という大きな目標に向かって」などと気負わなくとも、ただ楽しく音楽を享…
Trikado Muzika=トリカード・ムジーカ。原語はエスペラントで、日本語に訳すと「音楽の編み物」となります。 編み物をする手。それは、熟れた勢いと素早さを伴って、止まることなく自らの流れを保ちつつ、次々と複雑な形や模様を生み出していきます。その行…
新しい個人サイト「Trikado Muzika トリカード・ムジーカ」を開設致しました。 どうぞご覧頂きますよう。 シューチョ
「トリカード・ムジーカ」とは、指揮者シューチョとその仲間の営む音楽合奏の形です。名前はエスペラントで「音楽の編み物」。「音を編む・人と音を編む・人と人を編む」という3つの意味を込めています。人の手が、反復的で制約的なその動作によってかえっ…