音楽の編み物

シューチョのブログ

母と食べたそば

関東風のそばが好きです。
 
写真は、関東風を名乗る蕎麦屋の「たぬきそば」。名前は“ちゃんと”関西風(笑)。向かいの若菜そば系列の競合店の前には長い列…。こちらはさほどでもなく、まもなく入れました。少数派でよかった?
 
…正直に言えば「関東風(のそば)“も”」でよく、例えば地元蕎麦店「昭月」の、薄さが旨さの関西だし和牛肉そば“も”最高なことを知っています。
 
 それでも、生まれも育ちも箕面を出たことがないにもかかわらず、うどんはともかく、そばは、濃い色のつゆに(けっして青ねぎではなく)白ねぎの添えられたこの関東風のそばが美味いと感じ…自分にはこちらがデフォルトです。
 
それはきっと、幼少時に食べた松本駅の駅そばの味を求めているからなのでしょう。
 
信州大町生まれの母の帰省について行くと、特急しなのから大糸線の水色の鈍行列車に乗り継ぐまでの待ち時間に、必ず食べたのでした。僕にはどうやらこれがそばの「元味」になっている…と最近気づいたのです。松本駅で母が注文していたのはいつも具材の乗らない「きそば」…これもあまり言わないんでしょうか。僕の方は、「かけそばって何そば?」(笑)とわりと長い間思ってきたものです。
 
母はそばに限らず麺類が好きで、そういえば、最後に一緒に食べることのできた外食は醤油ラーメンでした。