音楽の編み物

シューチョのブログ

2007-01-01から1年間の記事一覧

言の葉と音の符 楽の譜は文の森 (13)

作品のスタイルと演奏のスタイル (5) 先週のアンサンブル・フロイントで、その「ライン」をやって改めて発見したのですが、何とシューマンのスコアに「スタッカート+テヌート」が記されていました。第3楽章の木管に対して。自筆譜との検証などができる環境…

クリ拾い (1)

──この記事は、その性質上、当該作品の“ネタばれ”を含みますので、予めご了承下さい。── “化ける「映画化」”の問題 ~4つの『タッチ』をめぐって~ 『タッチ』には現在、あだち充の原作漫画の他に、TV版アニメーション(以下「TV版」)、映画版アニメーショ…

言の葉と音の符 楽の譜は文の森 (12)

作品のスタイルと演奏のスタイル (4) ベートーヴェン第5第1楽章の運命動機が僕には「ベートーヴェンの涙の粒」に見えます。これは作曲家の意図とはかなり異なるでしょう。それはわかっていても、そう捉える自由はあると考えます。いえ、自由があるかないか…

言の葉と音の符 楽の譜は文の森 (11)

作品のスタイルと演奏のスタイル (3) 僕自身はというと、「シャコンヌ」や「黄金の調和」には、テンポ・強弱・漸強弱以外に細かい指示というものはほとんど書き込んでいません。面倒くさいのです(笑)。どう表現するかなんて、そんなこと、音符を見ればわか…

ひとりぼっちの宇宙人 (27)

第 III 章 短篇SFとしての『ウルトラセブン』 第45話「円盤が来た」 前半のあらすじはこうである。──町工場で働くフクシン君は、毎日、望遠鏡で星を見ることが楽しみの孤独な青年だった。ある夜、フクシン君は望遠鏡に白く光る円盤群を確認し、ウルトラ警…

言の葉と音の符 楽の譜は文の森 (10)

作品のスタイルと演奏のスタイル (2) ──以下は、「椿姫」の具体論ではなく、一般論としてお読み頂ければ幸いです。僕は「椿姫」については全く不勉強ですし、手もとに資料もありません。例えば「咳」について、全くの大野の独創なのかそれとも台本等に直接関…

言の葉と音の符 楽の譜は文の森 (9)

作品のスタイルと演奏のスタイル (1) メンデルスゾーンやシューマンの辺りが、自分にちょうどいいのではないかと思うことがあります。いわゆる前期ロマン派で、でも、シューベルトではちょっと手前過ぎる、という。文字通りロマン的でありながら、古典の運び…

ひとりぼっちの宇宙人 (26)

第 II 章 ダン=セブンという多面体 4 地球人とダン=セブンを見下ろす宇宙人 第25話「零下140度の対決」 「氷河期は宇宙人の仕業」という、ハリウッド映画ならばスペクタクル超大作の一本に仕上げられそうな優れたプロットを持つ。しかし、そこで描かれる…

ひとりぼっちの宇宙人 (28) (旧)

──本記事は改稿しました。こちらをお読み下さい。──

ひとりぼっちの宇宙人 (27) (旧)

──本記事は改稿しました。こちらをお読み下さい。──

ひとりぼっちの宇宙人 (26) (旧)

──本記事は改稿しました。こちらをお読み下さい。──